鎌倉の名店のお庭

鎌倉にある懐石料理の名店です。門や塀・駐車場等すべての計画をさせていただきました。腕木門は大工さんに建てていただきました。
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門をくぐると御影石の「方形乱張り」アプローチ、奥には棗(なつめ)型の水鉢がみえます。
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店主のご希望で長く真っ直ぐなアプローチを計画しました。店主の真っ直ぐな性格を表しているようです。
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夏になると木々の緑が鮮やかです。
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玄関側からの「見返りの景」です。門の奥の山が借景となりとても良い景色です。
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店内にはいるとすぐに地窓があり、外の景色が切り取られています。建築の設計のこだわりが感じられます。
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客席に座ると主庭の全景が見えます。中央には春日灯篭、左には井筒、右には四ツ目垣があります。
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この灯篭はお店のお客さんから「是非使ってください」と頂いたものです。小さいながらもとてもしっかりと仕上げられた、いい型の灯篭です。
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お店が閉ざされた一つの空間になるように、周囲は高い板塀で囲まれています。お客さんが料理に集中することが出来るようにとのご主人の配慮です。
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軒内は三和土(たたき)で仕上げました。荒木田土・砂・砂利・石灰・にがりを使い古い工法を用いて施工しました。
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四ツ目垣は空間を「仕切る」「繋ぐ」「広げる」という役割を持っています。このお庭でもその役割をしっかりとこなしています。